【美髪】ドライヤーの正しいかけ方

美容師さんが言う『きれいな髪を保つための一番大事なホームケア』って何だと思いますか?

トリートメント?
頭皮マッサージ?
ブラッシング?

答えは、『ドライヤーをかけること』です!

ただし、闇雲にドライヤーのかけるのでは効果は無く、かけ方には重要な点がいくつかあります

”美容院帰りのようなきれいな髪”になれるよう自宅でもケアしたいですよね。

今回は、美髪を目指す方へ正しいドライヤーの手順その際のポイントをご紹介します。

1.ドライヤーはなぜ大切?

「髪を乾かすなら、ドライヤーでも自然乾燥でも得られる結果は同じなのでは?」

と思う方も多いかもしれません。(実際、私はそうでした・・・)

もし、髪をドライヤーでなく自然乾燥にしてしまうと

・濡れて弱っている髪が傷む

・頭皮に雑菌が繁殖する

などのデメリットがあります。

せっかくトリートメントや頭皮マッサージを頑張っていても台無し!

髪は濡れるとなぜ弱る?

水分を含んで濡れている髪は非常にデリケートです。

キューティクル』って聞いてことありますか?

髪の毛一本一本の表面を覆っているウロコ状の組織です。

髪の毛の油分や水分などの成分を守り、髪の表面にツヤを与え、外部の刺激から毛髪の内部をガードする役割を担っています。

キューティクルは防護壁みたいなものなのね~

そのキューティクルは、濡れると剥がれ落ちやすくなってしまうのです。

剥がれたキューティクルは元には戻りません。

防護壁を失った髪は、タオルや枕などの小さな摩擦で簡単に傷ついてしまうのです。

頭皮に雑菌が発生するのはなぜ?

髪を自然乾燥させると、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。

頭皮には、カビ菌などの常在菌がおり、洗髪後はカビ菌が繁殖しやすい環境になります。

濡れた髪は『温かい・湿っている・風通しが悪い』と
カビにとってはパラダイス!Σ(゚д゚lll)

自然乾燥では頭皮が濡れた状態が長くなるため、雑菌が繁殖します。

頭皮の環境が悪化して、臭いやフケ・かゆみなどのトラブルを引き起こしてしまう恐れがあります。

具体的には、次のような問題が起こります。

  • 臭い雑菌が繁殖 → 雑巾のような臭いがする可能性があります。
  • フケ雑菌が繁殖 → 炎症を起こしてフケかゆみなどの症状が出る可能性があります。

他にも、頭皮が冷えることで、血行不良になり頭皮に十分な栄養が行き渡らないことがあります。

そうなると、髪が細くなったり抜け毛につながったりする可能性があります。

臭い、フケ、毛が細くなる、抜け毛・・・って考えただけで恐ろしい!

以上のことから、健康で美しい髪を保つためには、

濡れた髪は自然乾燥ではなく、ドライヤーで乾かすことがとても大切なのです。

2.ドライヤーの正しいかけ方

では、ブオオオオオと雑にドライヤーをかければいいのかというと、そうではありません。

美髪を目指すには、ドライヤーのかけ方に注意が必要です。

髪を乾かす際は、次の8段階の手順で行ってください。

①ドライヤーの前に優しくタオルドライ

先述しましたが、濡れている髪はとてもデリケート

ドライヤーの時間を短縮し、摩擦を少なくするためにも、まずはタオルで挟み込むように優しくポンポンと押さえながら水分を取っておきましょう。この時に擦らないように注意です。

うおりゃぁぁぁって力任せに前後にタオル擦りつけていたわ・・・

②根元から乾かす

最初に根元から順番に乾かすと、毛先のダメージを軽減します。

さらに、乾燥時間も短くて済みますよ。

頭皮を乾かすイメージで風を当ててください。

③風を散らすようにドライヤーを振って当てる

一か所に集中して乾かすのではなく、広い範囲に風が行き渡るようにドライヤーを振りながらかけます。

美容師さんはドライヤーをすんごい振ってくれてるよね

④温風と冷風を使い分ける

髪はチョコレートのように、温めると形が変わりやすく、冷やすと形が固定される性質をもっています。

温風でクセを伸ばして、冷風で整えると、ツヤのある美しい髪に仕上がります。

⑤髪とドライヤーは10~15㎝離す

髪とドライヤーの距離が近すぎると、髪に熱によるダメージが加わったり、乾燥しすぎによって髪がパサついたりしてしまいます。また、距離が近ければ近いほど風が当たる範囲も狭くなるため、乾き方にムラができやすいです。離し過ぎると、風が十分に髪に届かず、乾燥に時間がかかってしまいます。

10~15㎝離すのがベストです。

(近づけすぎて髪を焦がしたことがある・・・)

⑥髪の流れに逆らって風を当てる

ドライヤーの温風を下から上に当て、髪の毛の流れに逆らうように乾かしていきます。

髪の毛の流れとは逆方向に髪の毛を軽く引っ張りながら乾かしていくと、根本が立ち上がりやすくなりふんわりとした仕上がりになります。

ボリュームアップ!

⑦髪は7~8割乾けばOK

ここまでの流れで意外かもしれませんが、髪が7割から8割程度乾いたらドライヤーでの乾燥は終わってください。

実は、最後まで乾かしきってしまうと、髪に熱がこもり乾燥しすぎてしまいます。

すると、ダメージや頭皮トラブルが起こりやすくなってしまうんです。

ドライヤー後は頭すごく熱くてクラクラしてたけど、乾かし過ぎだったのね

⑧最後は冷風で整える

髪が7~8割乾いたら、ドライヤーを冷風に切り替えてください。

冷風には、

  • 熱がこもった髪や頭皮を冷やす
  • キューティクルを引き締めてツヤを出す
  • 乾燥防止
  • 髪の形の固定

といった効果があります。

思い返すと、
全部美容院でやってくれている乾かし方だね!

3.まとめ

今回は、髪や頭皮に負担をかけにくいドライヤーのかけ方をご紹介しました。


正しいドライヤーの手順

①ドライヤーの前に優しくタオルドライ
②根元から乾かす
③風を散らすようにドライヤーを振って当てる
④温風と冷風を使い分ける
⑤風とドライヤーは10~15㎝離す
⑥髪の流れに逆らって風を当てる
⑦髪は7~8割乾けばOK
⑧最後は冷風で整える

ドライヤーをマスターすれば、美しく健康な髪がキープできそうですね!

今日からぜひ実践してみてください(^^♪

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